産後脱毛症

普通の薄毛対策が産後薄毛にも効果的

出産後の抜け毛・薄毛は、最長で1年以上かかるとはいえ、いつかは改善します。

 

問題は、抜け毛・薄毛が起こることで精神的なストレスなどがかかり、別の脱毛症などに発展してしまうかもしれないことです。出産後は体の状態も変わっているので、適切なケアを行って少しでも脱毛症の改善を早めることも重要です。なので、産後脱毛症の対策は脱毛症そのものの対処というより、精神面や出産後の体のケアに力を入れるべきです。

 

ここでは、出産後の薄毛を解決する方法をご紹介します。

 

ストレスを解消する

 

出産すると、赤ちゃんの世話が中心の生活となり、いままでの生活リズムが激変します。赤ちゃんは思わぬタイミングで授乳や夜泣きをするため、睡眠不足につながるだけでなく、疲労がたまって、出産前には考えもしなかったストレスがかかってきます。

 

特に、初産だと何が起こるかわからないことばかりなので、心の負担も大きくなりつらい生活を続けることになるかもしれません。

 

人間の体にストレスがかかると、視床下部が対処しようとして、精神面の処理を優先し、女性ホルモンの分泌を後回しにしてしまいます。その結果エストロゲンが減少し、髪の毛の成長が遅くなってしまうことがあります。赤ちゃんを育てることによる精神的なストレス、そして生活リズムが変わって睡眠不足になることによるストレス、これらの両方を減らしていけば、産後脱毛症の解決は早まるはずです。

 

おばあちゃんや知り合いの先輩ママなどにアドバイスを受けたり、育児を手助けする育児グッズを上手に活用したりして、育児の負担を少しでも軽くするようにすれば、ストレスは自然と少なくなっていくでしょう。

 

骨盤のゆがみを治療する

 

あまり多くはありませんが、女性によっては出産後に骨盤がゆがんでしまい、そのままかたまってしまうことがあります。その状態だと、子宮が押し付けられた状態になって血流が阻害されてしまい、卵巣に栄養素がいきわたらなくなります。

 

エストロゲンは卵巣で作られているので、栄養素が来ないと分泌が弱まることになります。骨盤のゆがみが原因で、エストロゲン分泌が半分になってしまったという報告もあるほどです。

 

出産後は、負担にならない範囲で骨盤体操を行ったり、整骨院に通って骨盤矯正したりして、歪みを解消するとよいでしょう。

 

ダイエットを控える

 

出産後に体重が増えてしまった場合、ダイエットをしようとする女性もいます。しかし、体重を減らすと身体が栄養不足の状態となり、内臓などの重要な器官へ栄養を優先して送るようになります。そうするとホルモン分泌のための栄養素が不足してしまい、エストロゲンの分泌が減少して抜け毛につながってしまいます。

 

また、エストロゲンが減ることによって悪玉コレステロールが増え、頭皮の老化を促してしまうことになります。その結果髪の毛の主成分であるケラチンが不足し、二重の意味で抜け毛に至ってしまうのです。

 

ダイエットはただでさえ薄毛の原因とされているのに、出産後にダイエットを行うのはもってほかです。体重を減らしたい場合は、1カ月に5%以上の体重減を目標とするのは避け、食事管理をしっかり行ってゆっくりと体重を落としていくようにしましょう。1カ月に2%程度(体重55キロなら1キロ程度)を目標に体重を落としていきましょう。

 

生活リズムを調整する

 

髪は細胞からできていますが、細胞は副交感神経が優位になると活発に活動し、老廃物の排出や栄養の吸収を行います。この副交感神経は、夜の22時~2時の間にもっとも優位になると言われています。ただし、副交感神経は興奮していると優位にならないので、睡眠をとっているのが一番よいとされています。つまり、夜の22時~2時の間は眠っているのが一番髪にいいというわけです。

 

しかし、赤ちゃんが中心の生活になると、なかなかその時間は睡眠がとれないかもしれません。なので、授乳の時間を調整するなどして、自分の睡眠時間もしっかり確保できるようにしておきましょう。

 

適切な育毛剤を使用する

 

育毛剤と言うと男性のイメージがありますが、実は女性こそ育毛剤が有効なのです。

 

男性の場合は薄毛の原因は遺伝な場合がほとんどなので、実は育毛剤には発毛が期待できません。

 

しかし、女性の場合、とくに産後の抜け毛の場合は女性ホルモンの減少による髪の成長のし過ぎが原因となります。成長しすぎた髪は抜け落ちてしまいますが、これから成長する髪を育毛剤で成長させることによって、すばやく薄毛を回復させることができるわけです。

 

ただ、育毛剤の選び方には注意が必要です。男女県境の育毛剤は、結局のところ男性に効果のある成分しか入っていないため期待薄。きちんと女性の薄毛専用の育毛剤を使用する必要があります。

 

イソフラボンを摂取する

 

赤ちゃんを育てていると、忙しさのせいでお母さんの食事がおざなりになってしまうことがあります。栄養が偏ると身体に悪いばかりでなく、頭皮の栄養不足につながります。

 

そんなときは、大豆製品を積極的に食べてみましょう。大豆にはエストロゲンニよく似た作用をするイソフラボンが多く含有されているので、抜け毛の改善につながると言われています。納豆や豆腐などを多く使った料理を継続して食べるようにしてみましょう。

 

頭皮のケアに時間をかける

 

出産後は育児に時間がかかるため、頭皮をケアする時間が削られてしまい、シャンプーやブラッシングがおそろかになりがちです。

 

出産後の薄毛がなかなか改善しないと思ったら、実は頭皮のケアが足りなかったのが原因だった、ということもありえます。なので、赤ちゃんが眠って手がかからない間に、ブラッシングをしっかり行ったり、頭皮のケアをしっかり行うようにするとよいでしょう。育毛剤を使うにしても、適切なシャンプーをしたり、頭皮のケアをして頭皮環境を整えておかないと効果は薄くなってしまいます。