産後の抜け毛と喫煙の影響とは

禁煙が産後抜け毛解決の近道

タバコはさまざまな弊害がありますが、よく言われるのが妊婦さんへの影響です。ニコチンが体をめぐることによって、体内の赤ちゃんへさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。また、生まれたばかりの赤ちゃんに対してもよいものではなく、産後にママがタバコを吸うことによって、副流煙が赤ちゃんの体をむしばんでしまいます。

 

ところが、タバコの弊害は別のところにもあります。それは「産後の抜け毛の回復を遅くしてしまう」という点です。

 

タバコは血管を収縮させる効果があり、全身の血流が悪くなってしまいます。一日に何本も吸ってしまうと、頭皮の血流が弱くなって毛母細胞が栄養不足となり、毛髪の成長にダメージを与えてしまうのです。

 

また、タバコに含まれているニコチンには、脳の中枢神経や自律神経を興奮状態にする作用があります。この作用によって、発汗が増え皮脂の分泌が促されてしまいます。頭皮にとって汗や過剰な皮脂は大敵であり、毛穴が汚れたり詰まったりして、雑菌の繁殖などが起こり、抜け毛が増えてしまうのです。

 

さらに問題なのが、タバコが栄養素を破壊してしまうという点です。たとえばタバコの煙に含まれるシアン化水素は、体内のビタミンB12と結合して栄養として作用しない状態にしてしまいます。そのため貧血などの症状が現れてしまいます。貧血になるということは当然頭皮への血流も不足するということなので、抜け毛へと直行してしまうことでしょう。

 

一酸化炭素中毒の問題もあります。体内に一酸化炭素が入り込むと、血液中のヘモグロビンと結合して別の物質となってしまいます。ヘモグロビンには酸素を運ぶ作用があるので、結果的に酸素運搬能力が低下してしまうということです。これは動脈硬化などの原因になるのですが、頭皮にとってもよいことはなく、酸素不足になって髪の成長を遅くしてしまう作用があるのです。

 

タバコは産後抜け毛によくないということはわかっていただけたでしょうか?やめたほうがいいのは言うまでもありませんが、自分のためと思うとイライラしたときなどに吸ってしまいがちになります。産後脱毛症だけでなく、赤ちゃんの健康な成長にとってもタバコはよくないので、「赤ちゃんのため」と考えて禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

お酒は適量なら問題なし

タバコがダメならお酒もダメ?と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。もちろん妊娠中の飲酒は避けたほうがいいですが、お腹に赤ちゃんのいない産後なら、ある程度の飲酒なら問題ありません。むしろ、お酒には血行促進作用があるので、たまに飲む程度なら髪のためにもよいと言えます。

 

もちろん毎晩深酒をするというのは避けたほうがいいですが、1日1合程度なら毎日飲んでも構いませんし、ストレス解消などにもつながって健康に良いと言えるでしょう。


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